黒い仔山羊と聞いて、「シュブ=ニグラス」と浮かんだアナタ。
クトゥルフ神話に染まって来ましたね(笑)
黒い仔山羊はシュブ=ニグラスの落とし子なのですが、結構混同しがちです。
そこで今回は、黒い仔山羊を中心に解説。特徴や生息地、シナリオに登場させるヒントなどを紹介しています。
文中にはシュブ=ニグラスの記事へのリンクも貼っておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
サムネイルは以下サイト様の画像を使用させていただきました。
黒い仔山羊とはシュブ=ニグラスの落とし子
黒い仔山羊は、シュブ=ニグラスの落とし子です。
3.6〜6mの巨大な体を持ち、ロープのようなミミズに似た触手で形作られています。その見た目から木に間違えられることもしばしば。
仔山羊という名前は、シュブ=ニグラスの称号である「千匹の仔をはらみし森の黒山羊」から取られているとのこと。
シュブ=ニグラスについては以下の記事で解説しておりますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください!
【神話生物解説】シュブ=ニグラスとは?特徴や生息地・黒い仔山羊との関係まで解説!
黒い仔山羊の生息地は、シュブ=ニグラスが崇拝されている所
黒い仔山羊はシュブ=ニグラスが崇拝されている地域にだけ現れることで知られています。これは、黒い仔山羊がシュブ=ニグラスの代理人として行動するから。
時々ドリームランドにも出現するという文献もありますが、どうやら覚醒の世界の方が遭遇率は高い模様。
黒い仔山羊自身のカルトは無い
黒い仔山羊そのものが崇拝されることはありません。シュブ=ニグラスへの生贄を受け取ることや、シュブ=ニグラスへの崇拝を引き受けること、カルティスト以外を食うなどしてシュブ=ニグラスの存在をこの世に知らしめています。
黒い仔山羊をシナリオに登場させるためのヒント
木に似ているという特徴を利用するなら、森でのシナリオがオススメ。
シュブ=ニグラスの前哨戦としてキャンペーンに登場させるのも面白いかもしれません。
また、中世の悪魔崇拝の宴に現れたサバトの黒山羊「バフォメット」を黒い仔山羊と考える説も有り、この辺使っても面白いかも。
まとめ
今回は「黒い仔山羊」について解説しました。今回の記事のポイントは以下の通りです。
ポイント
- 黒い仔山羊はシュブ=ニグラスの落とし子
- シュブ=ニグラスが崇拝されている所に現れる
- バフォメットの元とする説がある
他の神話生物が気になった方は以下のページに一覧を表示しています。ぜひチェックしてみてください。
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今回の記事は以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました!
参考資料
1.森瀬 繚,ゲームシナリオのためのクトゥルー神話辞典,SBクリエイティブ株式会社,2018年 電子第二版
2.森瀬 繚,図解 クトゥルフ神話,株式会社新紀元社,2018年 第15版
3.スコット・アニオロフスキーほか,マレウスモンストロルム,株式会社KADOKAWA,2016年 第12版