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【セミレトロゲー紹介】アーマード・コア【原始の記憶、鋼の監獄】

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「アーマードコア」

概要

発売日は1997年7月10日

「3Dメカ戦闘シミュレーター」の記念すべき一作目

開発は、変態ロボット愛好家集団こと、

フロム・ソフトウェア

前シリーズ「キングスフィールド」で得たノウハウをこれでもかと詰め込まれた作品。

シリーズ中では探索ミッションが多く、ラジエーターが無い、左腕にはブレードしか装備出来ないなど未実装の部分はあるものの、ゲームのコンセプトや操作性については既に完成されていた。

僕の考えた最強のロボット!」という少年達の夢を叶えてくれた作品です。

重厚な世界観の中でロボットをカスタマイズする作品は、「フロントミッション」を初め様々なタイトルがあったが、その多くはシミュレーション

反して、アーマード・コアはアクションゲームとなっており、子供でも楽しめる内容となっています。

もっとライトな層に行くと、カスタムロボがありますが、1999年なので実はACの方が先。

子供でも楽しめる、と言いましたが、表記は英語だらけ、重量管理やEN管理がシビアなど、当時小学生だった私は?マークを浮かべながらラスボスを倒した記憶があります。

全ての作品に共通する流れは、機体をカスタマイズし、任務を達成、そこで得た報酬を元に更に機体をアップデートする、という内容になっています。

スタッフ

メカニックデザインはマクロスシリーズで知られる河森 正治さん。

今作のメカは、マクロス同様、洗練されたシャープなリアルロボットとして描かれています。

アナウンスAIや通信手などに「田村ゆかり」さん、「三石琴乃」さんなど豪華な声優陣が起用されていますが、フロムは一切アピールポイントとして使用していませんロボ以外の事に興味がないのか

世界観

近未来の話、「大破壊」と呼ばれる全面戦争によって世界は荒廃

国家や政府が消滅し、僅かに生き延びた人類は地下都市で生きていきました。

地上への復帰を目的とする、企業連合隊のもと「百年計画」がスタートします。

その計画の中で巨大企業間の抗争が激化し、各企業は傭兵に依頼をする事になります。

傭兵斡旋組織「レイヴンズ・ネスト

主人公がそこに参入するところから物語は始まります

しかし、このレイヴンズ・ネストこそが大問題児

中立を貫いているものの、金さえ貰えればどんな依頼でも受ける。

世界のパワーバランスを崩しかねないレイヴンは、ランカー1位のナインボールに始末させる、といったAC界のアナハイム

企業は大きく二つあり、一つがクローム

百年計画の中心的企業であり、最大の規模を誇る巨大企業です。

ACパーツの開発も行っており、ミリタリー色の強い傾向があります。

物語の途中、主人公に市街地を襲撃させその被害者をクローム社が保護するというマッチポンプをやるような企業です。

もう一つはムラクモ・ミレニアム

クロームとは対立関係にある企業です。

お金のない会社が集まってできた企業なので、方向性がブレがち。

宇宙開発を進めており、宇宙ステーション「カエデ」、月面基地「ロア」の再稼働に成功しています。

ちなみに、後述する強化人間の実験もしています

マトモな企業はおらんのか。

ゲームシステム

操作性

PS1の時代だと言うのに、全てのボタンをフルに使う操作感は、多くのアクションゲーマーを唸らせました。

1作目という事もあり、多少挙動がカクつく事はありますが、

十分ロボットを操作している感じは味わえます

ちなみに、1及び2系統のみ四脚がローラーダッシュのような移動になっており、車のような挙動を見せます。

強化人間

借金が5万を越えると、強制的に手術されます。

手術後は身体機能にボーナスがつき、ミッションは最初から。

それまでに組んだアセンブルはそのままなので、ご安心ください。

ちなみに、1系統でこの手術が受けられるのは初代のみ

プロジェクトファンタズマ、マスターオブアリーナでは受けられないのでご注意を。

引き継ぎが出来るので、基本的に手術しておいた方がお得です。

初代の設定資料集によると、

神経を光ファイバーにして反応速度を向上させる

肉体に入力コネクタを埋め込み、操作系を直結する

内臓などを含めた肉体を強化する

という、R-typeの科学者達と似たような発想

どこの世界も科学者って狂ってんだな。

ちなみに強化人間になると、名前が強制的に「強化人間000」となり、裏技を使わないと変更が不可能になります。

真相(ネタバレ注意)

ナインボールを操るパイロット、ハスラーワンの正体は、AIでした。

どっかで聞いたな…?

バカみたいに強いナインボールと戦い勝利するもミッションは終わりません。

進んだ先には、もう一体のナインボール。

AIなので、量産出来るんですね。

今のところ、ナインボールは2機のみで、主人公はその中枢コンピューターを破壊し、機能停止させます。

さて、名残惜しいですが、今回はこれでお別れです。

次回は今作の続きである、プロジェクトファンタズマを紹介します。

ちなみに本作は中古ショップに溢れ返っており、DL版もあるのでやる気になればすぐプレイできます。

PS vitaでもプレイできますが、コントローラー以上に複雑な操作を求められる為、アクセサリーの挿入口にご自身の神経を接続出来る方向けです。

結局あのスロットなんだったんでしょうね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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