神話生物、という言葉をご存知でしょうか?
H.P.ラヴクラフトというアメリカの小説家が生み出した「クトゥルフ神話(クトゥルー神話とも)」に登場する、モンスターの総称を言います。
この記事では、そんな神話生物の中でも、特に強く人類に影響を及ぼす怪物達を解説します。
「クトゥルフ神話TRPG」を遊ばれる方や、「クトゥルフ神話」をベースにしたお話を書かれる方の参考になれば幸いです。
それでは早速解説していきましょう。
サムネイルは以下サイト様の画像を使用させていただきました。
darksect 暗黒セクト https://darksect.booth.pm/items/221957
古のものとは?
古のものはラヴクラフトの「狂気の山脈にて」に登場しました。
古のものは人間達が地球に誕生するよりずっと前から、この地球に住んでいます。
作品によっては「極地のもの」という別名で呼ばれる事もあります。
身長は2.4mほど、黒っぽい灰色の樽のような胴体であり、直径は1mほどのようです。
5本の触手が生えており、背中にはコウモリの羽のようなものもついています。
生息地
10億年前からずっと地球にいます。
人間よりよっぽど「地球人(?)」です。
他にも「大白色空間」と呼ばれる奇妙な異次元を調査しており、ワープゾーンとして活用されている事も知られています。
歴史
時を遡ること約10億年前、古のものは地球の南極大陸に飛来し、「ショゴス」などを創造しました。
そして3億5千万年前、宇宙から「大いなるクトゥルフ」達が飛来、戦争が勃発します。
戦争終結後は和解し、クトゥルフに新大陸(南太平洋が隆起した大陸)を譲りました。
しかし、その新大陸が3億年前に水没、クトゥルフが眠りに着くと、再び古のものが地球を支配します。
1億4千万年前〜2億1千万年に、「ユゴスよりのもの」が飛来、戦争に発展します。
詳しくは「ユゴスよりのもの」のページをご覧ください。
また、この時期にショゴスの反乱も始まります。
その後、1億5千万年前にオーストラリアと南極大陸の辺りで「イスの偉大なる種族」との間に戦争が勃発しました。
(ずっと戦ってんなこいつ)
現在は化石と休眠中の個体が数体確認されているだけで、かつての面影はありません。
まとめ
ポイント
- 樽っぽい見た目で羽の生えた、触手を持つ生物
- 大白色空間を調査している
- 10億年前から地球におり、支配後は戦争を繰り返していた
TRPGや、テレビゲームを遊んでいると様々な所で神話生物と出逢います。
最近ではアニメや漫画にも多く登場しているので、探してみると案外見つかりますよ。
このシリーズでは、一体の神話生物にスポットを当てて紹介しています。
「コイツを紹介して欲しい!」という神話生物が居ましたら、是非コメントにて教えて下さい。
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今回の記事は以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました!
参考資料
1.森瀬 繚,ゲームシナリオのためのクトゥルー神話辞典,SBクリエイティブ株式会社,2018年 電子第二版
2.森瀬 繚,図解 クトゥルフ神話,株式会社新紀元社,2018年 第15版
3.スコット・アニオロフスキーほか,マレウスモンストロルム,株式会社KADOKAWA,2016年 第12版