神話生物、という言葉をご存知でしょうか?
H.P.ラヴクラフトというアメリカの小説家が生み出した「クトゥルフ神話(クトゥルー神話とも)」に登場する、モンスターの総称を言います。
この記事では、そんな神話生物の中でも、特に強く人類に影響を及ぼす怪物達を解説します。
「クトゥルフ神話TRPG」を遊ばれる方や、「クトゥルフ神話」をベースにしたお話を書かれる方の参考になれば幸いです。
それでは早速解説していきましょう。
サムネイルは以下サイト様の画像を使用させていただきました。
イゴーロナクとは?
「グラーキの黙示録」に記載されている神話生物の一体です。
膨らんだ白く大きな体を持ち、頭が無く手のひらに赤い口がある姿で描かれることが多い神話生物。
イゴーロナクは邪悪が存在する時、自分の名前を呼ばれたり語られたりすると出現すると言われています。
生息地
レンガの壁の向こう側にある広大な廃墟の地下に住んでいる、と言われています。
噂によるとイギリスにあるセヴァン谷の都市、「ブリチェスター」の近くにあるのでは無いかと言われているそう。
実はこの辺、非常にイゴーロナクの目撃証言が多いんです。
カルト
小さいながらに「貪る手の息子たち」という教団を持ちます。その他の教団をほとんど持っていないとのことです。が、崇拝されればそれに応えるファンサービス精神おう盛な神話生物です。
基本的には彼の言う「邪悪」はそれほど深いものでなく、道徳に反する程度の悪でもひょっこり現れるんだとか。
登場のさせ方のヒント
『人間のように見えるかもしれない』と描写される通り、若干の人間っぽさを持っています。
そのため、シナリオ冒頭で噂を小出しにして、影を見せる程度に。そしてクライマックスで登場させる、という方法が面白いかもしれません。
基本的には、「グラーキの黙示録」に絡めた方が展開がしやすいです。
イギリス付近に出るということを利用し、「ガスライト」と併せて書いてみるのも面白いかもですね。
まとめ
ポイント
- 白く大きな体と、手に口を持つ
- イギリス付近で目撃される場合がある
- 呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃんする
TRPGや、テレビゲームを遊んでいると様々な所で神話生物と出逢います。
最近ではアニメや漫画にも多く登場しているので、探してみてはいかがでしょうか?
このシリーズでは、一体の神話生物にスポットを当てて紹介しています。
「コイツを紹介して欲しい!」という神話生物が居ましたら、是非コメントにて教えて下さい。
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最後に、本記事を書く為に参考にした本を紹介します。
1.森瀬 繚,ゲームシナリオのためのクトゥルー神話辞典,SBクリエイティブ株式会社,2018年 電子第二版
原典、魔導書や地方、ラヴクラフトについて等書かれている本です。
元々このシリーズは分野に特化したわかりやすい事典として有名で、それのクトゥルフ版になります。
2.森瀬 繚,図解 クトゥルフ神話,株式会社新紀元社,2018年 第15版
左ページには設定を文章で、右ページにはそれらをわかりやすく図解で説明してくれている本です。
こちらも地域や魔導書などについても記載されています。
3.スコット・アニオロフスキーほか,マレウスモンストロルム,株式会社KADOKAWA,2016年 第12版
元々は「クトゥルフ神話TRPG」というゲームを遊ぶ為の追加データ集ですが、
神話生物に関する情報が満載なので、とても参考になります。
4.杉原葉子,新・クトゥルフ神話完全ガイド,株式会社コスミック出版,2018年
今回の記事は以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました!