神話生物や魔導書、呪文についてはわかったけれど、「クトゥルフ神話」に登場する「架空の都市」が気になる!
この記事は、そういった方の為の記事です。
原作を読んでいなくてもわかるように解説させてもらいますので、是非最後までお読み下さい!
所在地
「アーカム」と同じ、マサチューセッツ州エセックス群にあります。
(アーカムの北、大西洋側に位置する)
インスマスとは?
大西洋に面しており、マニューゼット港の河口にある港町です。
かつては造船業や東洋貿易で栄えましたが、19世紀頃に衰退、現在ではダゴン秘密教団などがあり、
町民は魚のような顔をしているものが多く、「インスマス顔」と呼ばれる程。
実は、19世紀の頃に町の有力者であった船長が「深きものども」と接触、混交を進めてしまう事でこのような事態が起きています。
1973年には海軍とFBIの共同作戦により、数百体の「深きものども」が殺害されており、信者の多くも逮捕されています。
岩礁には大量の魚雷が叩き込まれていますが、それでも教団は復活を試みているそうです。
どのようにして作られたのか?
モチーフはマサチューセッツ州の実在する街、ニューベリーポート、グロスターがモチーフだと言われています。
初出は「インスマスを覆う影」、深きものどもなどが出てきたやつですね。
実は「セレファイス」というラヴクラフトの短編小説にも「インスマス」の名前が出てきます。
コラム的なお話になりますが、何故か日本でもこのインスマスは人気であり、
1992年にはドラマ「インスマスを覆う影」が放映
https://www.paravi.jp/title/69765
上記のドラマを小説化した 小中千昭作「蔭洲升を覆う影」が1994年に出版されるなど、
謎のメディア展開を見せました。
まとめ
・アーカムの北部に位置する港町
・深きものどもと接触、ダゴンの教団がある
・なぜか日本でドラマ化された
いかがだったでしょうか?
他の都市が気になった方は↓のバナーから一覧に飛べますので、ご活用ください。
クトゥルフ神話TRPGで遊ばれる方は、こちらの書籍が参考になるかと思います。
最後に、参考文献を紹介します。
1.森瀬 繚,ゲームシナリオのためのクトゥルー神話辞典,SBクリエイティブ株式会社,2018年 電子第二版
原典、魔導書や地方、ラヴクラフトについて等書かれている本です。
元々このシリーズは分野に特化したわかりやすい事典として有名で、それのクトゥルフ版になります。
2.森瀬 繚,図解 クトゥルフ神話,株式会社新紀元社,2018年 第15版
左ページには設定を文章で、右ページにはそれらをわかりやすく図解で説明してくれている本です。
こちらも神話生物や魔導書などについても記載されています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう。