遊郭とは?
大人気漫画、鬼滅の刃に登場する、「遊郭」
読み方は「ゆうかく」と読みます。
「鬼滅の刃 遊郭編」は2021年放送予定です!
放送前に遊郭を知る事で、更に楽しめるのではないでしょうか?
記事の後半では炎上の話や、大正時代の解説についても触れています!
是非最後までお読み下さい!
※記事の内容上、非常に性的かつ繊細な内容を含みます。
苦手な方、そういった内容で気分を害される方は今すぐ画面を閉じて下さい。
「遊郭」って何をする場所なの?
現在で言う所の「風俗街」、つまり夜の営みをする店のことです。
ここでは「遊女」と呼ばれる女性が働いています。
「遊女」とは?
現在で言う所の「風俗嬢」
しかし、この頃は現代と大分様子が違っていました。
入るのは、売られるから?
金に困った家庭が、娘を売りに出すことで家庭を支えた、なんて話もあります。
また、家族全員の食費を賄えない為、娘だけでも暮らせる世界に、と思い送り出す親も居たそうです。
と言うのも、遊郭は当時「綺麗な服(着物)も食べ物も与えてもらえる、輝かしい場所」と言う噂がありました。
実際は買った服は給料から天引きされ、寝不足や栄養の偏りで不健康な生活が続くのですが…
「遊女」の階級とは?
遊女と聞くと、一番最初に思い浮かぶのが「花魁(おいらん)」では無いでしょうか?
しかし、実はそれ以外の階級もあるんです!
花魁は最上級のジョブ。
中間職として「新造(しんぞ)」と呼ばれる階級があります。
そして見習いの「禿(かむろ)」。
廓言葉(くるわことば)
「わっち」「〜でありんす」など特徴的な言葉。
各地方から集められた遊女の、身元(出身地)の訛りを隠す目的もあったと言われています。
身請け
遊郭から抜け出す方法として、最もメジャーとされたのがこの「身請け」
身請けとは、借金を肩代わりして払ってもらう事で、遊郭から出るという意味です。
遊女の仕事期間はおおよそ10年程、25〜26歳には自由の身となりました(年季が明ける)
しかし、実際は性病や堕胎などで若くして亡くなる遊女も多かったそうです。
料金
1時間:8000円
昼いっぱい:4万円
夜いっぱい:4万円
※おおよその金額です。
遊郭の歴史
いつから日本にあったのか?
安土桃山時代から、と言われています。
大阪にある新町遊郭、京都の島原遊郭、そして江戸の「吉原遊郭」
これらは三大遊郭と呼ばれ、大人気だったそうです。
やがて江戸は東京市と名前を変え、大正時代に入ります。
それが「鬼滅の刃」で登場する、吉原遊郭です。
竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助の3名が女装して乗り込んだ先ですね。
炎上したのは本当?
かつて吉原は炎上しました。
明治44年、浅草の「吉原遊郭」の一角から出火、大火事となりました。
これは吉原大火と呼ばれ、現代でも語り継がれています。
現在は?
現在はご存知の通り、吉原遊郭は存在しません。
しかし、かつてあった場所の入り口「大門」だけは残されています。
「吉原大門」でマップ検索すると現在でも出てきます。
大阪に有る遊郭は「飛田新地(とびたしんち)」と名前を変え、現在も残っています。
18歳未満の方はご利用いただけないのでご注意下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
- 遊郭とは、現在で言う「風俗街」
- 遊女とは、現在で言う「風俗嬢」
- 遊女には階級があり、一番上が「花魁」
- 吉原遊郭は昔火事で炎上した
- 現在では大阪に「飛田新地」という所が残っている。
以上で今回の記事は終了となります!
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事を読んで、大正時代が気になった方は
下記のYoutubeチャンネルで更に詳しく解説しています!
是非ご覧ください!
こちらは「吉原遊郭」を舞台にした、オンライセッションの動画です!
花魁の雰囲気を掴みたい方、必見ですよ!