今回はFSSの看板機体でもある「ツァラトウストラ・アプターブリンガー」について解説しよう。
(MH時代はL.E.D.ミラージュであるため、作品を追いかけ続けている人は参考にしてください)
ツァラトウストラ・アプターブリンガーとは
出典:HSGK 1/72 ツァラトウストラ・アプターブリンガー | ボークス F.S.S.(ファイブスター物語)シリーズ
全高 | 26.4m |
戦闘重量 | 231t |
エンジン出力 | 推定1000京以上(計測不能) |
ツァラトウストラ・アプターブリンガーは、B型ミラージュとも呼ばれるGTMで略称は「Z.A.P.(ゼットエーピー)」。
天照が作り上げたGTMであり、史上最悪の殺戮兵器とも言われている。一般的なGTMと比較すると、無限の出力を持つこの機体は、後のJ型ミラージュと共にジョーカー星団全てを制圧した機体だ。
特徴的な装備として、レール・プラズマ砲「フレームランチャー」や、チェーン・カートリッジ搭載の「バスターランチャー」などがある。
また、内部構造的な話にはなるが、ツイン・ハーモディックエンジンとティティンフレームなど、Z.A.P.独自の構造を持っている機体だ。
星団歴4100年までの長い歴史の中で、たった7回だけ出撃した機体でもあり、ただの一度も敗北は無いとのこと。
その強さから「GTM」ではなく「ロボット」や「スーパーロボット」と呼ばれることが多い機体。
余談だが、名前の意味は「火炎の神の叙事詩」である。
ツァラトウストラ・アプターブリンガーの主な騎士・ファティマ
ツァラトウストラ・アプターブリンガーはミラージュ騎士団の決戦兵器であるため、その多くが有名な騎士・ファティマにより操縦された。
具体的な例を挙げると、以下のような人物たちだ。
騎士 | F.U.ログナー、ヨーン・バインツェル、アーレン・ブラフォード、マドラ・モイライなど |
ファティマ | イエッタ、パルスエット、京、タワーなど |
コラム:噛み砕いた解説〜L.E.D.ミラージュらしさが残ってるよね〜
MH時代にL.E.D.ミラージュから変更されたGTMです。元々最強の設定だったけれど、拍車がかかり最大出力がとんでもないことになった機体。
クリアなフレームや、ナパームランチャーの装備などがL.E.D.ミラージュv3を思わせる機体です。
設定としては一応、L.E.D.ミラージュと同様の出撃をしており、そのほとんどが出力を抑えて運用されていたとか。細部武装などについては説明簡易化していますが、かなり練られているGTMです。
ツァラトウストラ・アプターブリンガーの立体物情報
出典:HSGK 1/72 ツァラトウストラ・アプターブリンガー | ボークス F.S.S.(ファイブスター物語)シリーズ
ボークスが販売する「HSGK」シリーズで、ツァラトウストラ・アプターブリンガーが販売されています。
設定画を忠実に再現しているのと、作中や資料では見れないバックショットが見られるのは立体物ならでは。
お値段は目ん玉が飛び出るほど高いマニア向けの商品ですが、その分完成度が高い製品です。
HSGK 1/72 ツァラトウストラ・アプターブリンガーを見てみる
まとめ
- Z.A.P.は星団最強の機体で、天照が制作したGTMの中でも群を抜いて強い
- 主にミラージュ騎士団により運用された
- 元のMHは「L.E.D.ミラージュ」
このサイトでは、ファイブスター物語に関する解説を記事として公開しています。設定資料集や単行本などソースを確認した上で解説しておりますので、ファイブスター好きの方はぜひご覧ください。
参考文献
永野 護.F.S.S.DESIGNS 4 覇者の贈り物 角川書店.2014
永野 護.F.S.S.DESIGNS 6 XROSSJAMMER 株式会社KADOKAWA.2019