今回は、電脳戦機バーチャロンの世界観の部分を解説させていただきます。
今回お話するのは無印バーチャロンの世界。
ゲーム本編では語られない濃厚な設定をお楽しみください。
電脳歴
主権国家という枠組みが亡くなり、企業が国の代わりをつとめるようになった時代。多くの戦争を繰り返し、「自分たちの可能性の限界」を知った人類は、限りある地球圏の中で共存していく道を選びました。
物理的破壊力を持つ戦争は時代遅れとされ、無益であることに気付いた人間たち。しかし、闘争心は無くならないまま、「限定戦争」という玩具的な戦争のシステムが導入されます。
この限定戦争で求められる兵器は、実用的なだけなく、ビジュアルのインパクトが必要でした。(ボックス系が流行らず、テムジンが流行った理由がこれ)
DN社とV-プロジェクト
VC84年、ダイナテックノヴァ社(以下DN社)は、オーバーテクノロジーな文明が数多く眠る「ムーンゲート」遺跡を月面上で発見しました。DN社は経済的優位を得る為に、この存在をひた隠しにしてテクノロジーを独占します。
そうして生まれた兵器が「バーチャロイド」。後に第一世代型と呼ばれるバーチャロイドは、合計6機が実用化され、DN直轄の軍事組織である「DNA」に配備されました。
実用していく中で、バーチャロイドが限定戦争の商品になると確信したDN社は、一般販売を開始。
この販売計画は「V-プロジェクト」と呼ばれました。
オペレーション・ムーンゲート
V-プロジェクトが開催されようとするVCa0年0時0分、今まで沈黙を保っていたムーンゲート遺跡が突如覚醒、「太陽砲」の起動が危惧されました。
この太陽砲は凄まじいエネルギーを持つ砲台と予想され、全世界に向け唐突に告知、存在をひた隠しにしていたDN社は非難を浴びます。
この危機的状況を回避するため、DNAに対して「太陽砲の起動を阻止せよ」と命令、この任務こそが「オペレーション・ムーンゲート(通称OMG)」と呼ばれるものです。
DNAは多大な被害を被りながらも、オペレーション・ムーンゲートは成功、太陽砲は起動しませんでした。
まとめ
- 電脳歴ではかつての戦争は衰退し、「限定戦争」が行われている
- DN社はムーンゲートの存在を隠し、バーチャロイドの実用化を行なった
- 太陽砲の起動を阻止するため、オペレーション・ムーンゲートが発令された
設定が盛り込まれているバーチャロン、まだまだ解説は続きます。