「サナリィとアナハイムってどう違うの?」
ガンダムを追いかけているとブチ当たる疑問だと思います。
意外と違いが分かりにくいこの2社を今回は解説させていただきます。
サナリィは小型MSの開発に成功した企業
地球連邦軍所属の研究機関であり、MSの小型化に成功した企業。
正式名称は海軍戦略研究所「S.N.R.I.」(Strategic Naval Research Institute)
元々本格的な戦闘用MS開発に消極的であった企業だが、地球圏の政情が落ち着きを見せたことから紛争に巻き込まれる可能性は低いと判断。小型MSの開発に乗り出した。
その中でも特筆すべきは「F計画」だろう。結果としてサナリィはF計画によりアナハイムから連邦軍の主力MS開発の座を奪うことになる。
F計画について詳しくは以下の記事で解説しているので、気になる方はあわせてご覧ください。
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サナリィとは?小型MS開発になぜ成功したのか【ガンダム企業解説】
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サナリィの代表的なMS
- F90
- F91
- クロスボーンガンダム
アナハイムは長い期間主力MSの開発の主導権を持っていた企業
「アナハイム」と一口に行った場合、アナハイム・エレクトロニクス社のことを指す場合が多い。
地球圏最大規模の企業の一つであり、コロニー建設から家電の製造まで行う総合メーカー。一年戦争後、ジオニック社を吸収合併したアナハイムは、0110年代までMSの開発を行い続け、生産の主導権を握っていた。
連邦軍と反連邦組織両方にMSを送りつけるなど、死の商人として名高い企業だ。
技術力は高く、変形MSやミノフスキー・クラフト搭載のMSなどブレイクスルーを何度も起こしている。
アナハイムについて詳しくは別の記事で解説するので、ご期待ください。
アナハイムの代表的なMS
- ガンダム
- マラサイ
- ペーネロペー(オデュッセウスガンダム)
サナリィの台頭により、MS開発の主導権がややしばらくサナリィに移る
コンペティションに負けたアナハイムは、サナリィにMS開発の王座を譲ることになる。
ここからクロンボーンバンガードの時代を経て、ザンスカール戦争直前までサナリィのMS開発は続いていった。
まとめ
今回はアナハイムとサナリィの違いについてお話しした。最後にポイントをまとめよう。
- サナリィは小型MSの開発に成功した企業
- アナハイムは長い間MS開発の主導権を握っていた企業
- F計画の完成により、サナリィがコンペに勝利した
- ザンスカール戦争直前まで、サナリィの天下が続く
この記事は動画としても公開中。今後耳で聞きたい方は以下のリンクからどうぞ。
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参考文献
- 皆河有伽.ガンダム事典Ver.1.5.講談社.2009年
- 富野由悠季.あおのじゅんじ.機動戦士ガンダムF91プリクエル.株式会社KADOKAWA.2020年